保温メンテナンス工事
増し保温® 工法 (保温機能回復工法)
エアロジェル断熱材である「パイロジェル™ XTE」は、低熱伝導性、はっ水性、柔軟性などに優れた断熱材です。当社ではその優れた性能を活かした画期的な工法を開発し、地球環境保全に貢献しています。
製品カテゴリー
工事(保温・保冷・耐火・防音)断熱(保温・保冷)工事省エネルギー診断 システムその他サービス省エネルギー診断 システム
産業分野
化学・石油化学石油精製・石油化学化学エネルギー(電気・ガス・熱供給)火力発電(石炭)火力発電(LNG)原子力発電水素・アンモニアバイオマス発電・熱供給プラント
特長
雨水浸入により失われた保温材の機能を回復させます。
パイロジェル XTEのはっ水性によりCUI(配管外面腐食)の主要因である雨水の浸入をシャットアウトします。
既設部分は取り外さずに施工するため、産業廃棄物の発生を抑制できます。
●撤去費用がかからず、時間が短縮でき補修費用が大幅に削減できます。
仕様
施工概要
既設外装材にパイロジェル XTE取り付け
新規外装材取り付け
- ※「パイロジェル」は Aspen Aerogels, lnc. の製品および商標です。
実際の効果
某化学工場の蒸気配管の場合、増し保温工法により放散熱量が大幅に減少しました。
増し保温工法 施工前
増し保温工法 施工後
保温材
既設保温材 けい酸カルシウム保温材75mm
表面温度 40.5℃
放散熱量 269 W/m2
*周囲の温度 27℃
保温材
既設保温材 けい酸カルシウム保温材75mm
+ パイロジェル XTE 10mm
表面温度 34.1℃
放散熱量 64 W/m2
*周囲の温度 30℃
施工例
施工例1:蒸気配管
施工例2:蒸気配管
中性子水分系を用いた保温材の含水率検知
中性子水分計の測定原理
線源から放射された速中性子が水分(水素原子)にあたると、熱中性子が発生
この熱中性子を中性子検出管(ヘリウム)でカウントすることで、水分量の大小を測定
保温材解体実施例
<外見だけでは判断できない保温材の含水>
関連情報
増し保温工法パイロジェル XTE
エネルギーのムダをなくす増し保温工法
CUI抑制・安全・安心の増し保温工法
増し保温®工法保温機能回復検証実験
既設含水保温材が乾燥する過程を映像でご覧ください。
その他
- 「TOMBO」はニチアス(株)の登録商標です。
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