1.多くの施工実績を誇るニチアス オメガフロア
1990年の発売以来多くの施工実績を達成。施工性・経済性に優れたフリーアクセスフロアとして大型再開発ビルなど多くの実績を誇っています。
2.鉄筋とラスで補強した、高強度パネル
コンクリートだけでは割れやすい性質を、独自の鉄筋構造とラスで補強し、丈夫で高強度のコンクリートパネルを実現。床スラブと同等の安定した歩行感が得られます。
3.ガタツキ音のない優れた歩行感
パネルロックシステムには、フリーアクセスフロアの欠点であるガタツキ音を吸収し、きしみや空洞音を軽減する2段突起ゴムを採用。オフィスワーカーの足への負担を抑え、自然でやさしい歩行感を得られるのが特長です。
コストパフォーマンスを誇るフリーアクセスフロア
優れた諸性能を低コストで実現。経済性を考えたオフィス環境づくりに貢献しています。
・静荷重試験(ニチアス規格)
静荷重試験支持台で4点支持し、Φ50荷重子を用いて荷重試験機にて荷重をかけます。
・静荷重試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
支持脚で4点支持し、φ50荷重子を用いて荷重試験機にて荷重をかけます。
注1:最弱部とは所定荷重を載荷した時に変形が最も大きい部位と残留変形が最も大きい部位の2箇所(最弱部が同じ部位の場合もある)
・ローリングロード試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
ウレタン被覆キャスター(直径150mm、幅40mm、硬さ85HS以上)に所定荷重を負荷させて走らせます。
注1:最弱部とはローリングロードによる変形が最も大きい部位
・衝撃試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
30kg砂袋(底面φ220)を250mmの高さから自由落下させます。
注1:最弱部とは衝撃による変形が最も大きい部位
・漏えい抵抗試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
パネル上面とアースの抵抗値を測定します。(測定条件 電圧:500V負荷、温度:20±5℃、湿度:30±10% RH)
・帯電性試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
JIS A 1455 に規定する測定装置を使用し、パネル上面とアースの最大帯電電位と半減時間を測定します。
U値の計算はJIS A 1455 に規定する計算式を用います。
・燃焼試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
パネル下部で燃焼させ、燃料が燃え尽きたときからパネルの炎が消えるまでの時間を測定します。
・振動試験(試験方法:JIS A 1450-2009)
試験体上部に350kgのおもりを乗せて、2Hz、3波の正弦波で加振します。
※積載荷重により支持脚の仕様が異なります。
※所定荷重と下地床の強度は関連するものではないが、現行の使用状況を考慮し参考として掲載した。
※フリーアクセスフロア工業会(フリーアクセスフロアの性能評価)より
警告
・重量物の落下や、過度の衝撃を加えないでください。パネルが破損し、脱落する危険があります。
・パネルや支持脚を勝手に加工しないでください。強度が低下し、パネルが破損したり、脱落する恐れがあります。
・機器の搬入や移動、設置を行う場合は所定の養生を施し、静かに実施してください。過度の荷重や衝撃によりパネルが破損する恐れがあります。
・機器を設置する際は、設置面積がφ50㎜より大きく、かつパネル1枚にかかる荷重が許容集中荷重以下となるようにしてください。
・配線等でパネルを外したまま放置しないでください。第三者が立ち入り思わぬ怪我をする恐れがあります。区画表示をするなどして安全処置をしてください。
注意
・フサギ板が無い状態でフロアパネルを使用しないでください。穴に足が入るなど思わぬ怪我をする恐れがあります。
・パネルや支持脚を取り扱う際は、切創防止のため、手袋を着用してください。
・パネルの敷設の際は、パネル間に手をはさまれないよう十分注意してください。
・パネルの着脱時に使用するパネルリフターで保持したまま、持ち運ばないでください。落下して思わぬ怪我をする可能性があります。
・弊社に確認した上でパネルの加工を行う場合やパーティクルボード切断の際は、保護メガネ、保護手袋、防じんマスクを着用してください。また、電動工具を使用する場合は、局所排気装置、集じん装置を設置してください。作業衣等に付着した場合は粉じんの飛散に留意して取り除いてください。
一般注意事項
設計上の注意
・フリーアクセスフロア以外の用途に使用しないでください。
・「パネルの欠け、削れ」「経年によるシミ、汚れ」「つまずき、挫きの恐れ」があるので素地のまま使用しないでください。
・パネル目地が目透かしの場合は、長尺シートで仕上げると目地が浮き出る恐れがあります。長尺シートは使用しないでください。
・パネル目地が目透かしの場合は、軟質置敷き塩ビタイルで仕上げると目地が浮き出る恐れがあります。軟質置敷き塩ビタイルは使用しないでください。
・パネル施工後、長期間部屋を使用しない場合は、パネルが結露する場合があります。定期的に室内や床下の換気を行ってください。
・パーティクルボード施工後、長期間部屋を使用しない場合は結露してボードが膨れたり、カビが発生する場合がありますので定期的に室内や床下の換気を行ってください。
・表面が乾燥収縮する可能性があるので、表面仕上げ材を施工しない状態で、6ヶ月以上放置しないでください。
・重量用移動棚や輪転機のような繰り返し荷重や振動がかかる機器は、スラブ上の架台などに設置し、パネルと縁を切ってください。
・扉をパネル上に設置する場合は、パネルがたわむことにより開閉操作に影響する恐れがありますので、必ず補強脚による補強を行ってください。
・パーティションや扉をパネル上に設置する場合、パネルがたわみ、支障が生じる恐れがありますので、補強の必要性等について弊社にご相談ください。
施工時の注意
・カタログに記載の内容に従って施工してください。
・配線時のパネル着脱を考慮し、カーペットは70mm以上ずらし貼りしてください。
・タイルカーペットを敷設した際は、カーペット裏面ゴムの可塑剤とパネルに含まれるアルカリ水が反応して異臭が発生する場合があります。カーペットの施工後は十分な換気を行ってください。
・タイルカーペット施工の際のカーペット糊の量は30~60g/㎡を目安にしてください。糊を塗りすぎるとパネルの目地に入り込み、開閉が困難になったりパネルの擦れ音が発生する可能性があります。また、着脱の際にカーペットを傷める場合があります。
・パネルや支持脚、副資材を保管する場合は、水が掛からない場所に置いてください。水に触れると錆が発生する場合があります。
・重量物や、工事などの台車で運搬する場合は、過大な局所荷重がかからない様、通過する経路に下表に示す基準で木質板などによる養生を行ってください。
・傷がつく場合があるので、パネル同士を引きずらないでください。
・通路などの動線部や出入り口のボーダーパネルはビス固定してください。
・パネルががたつく恐れがありますので、支持脚のストップボルトの固定は確実に行ってください。
・壁際のオーダーパネルは壁と競り合わないように、隙間を2mm程度確保してください。廊下などの通路部では、ビス留めやバックアップ材の設置など「ずれ防止措置」をしてください。
重量物の機器搬入および設置上の注意
・重量物を移動、運搬する場合は、過大な局所荷重がかからないように、通過する経路に上表に示す木質板などによる養生を行ってください。
・転倒する可能性のある機器は、スラブまたは耐力のある壁に固定して、パネルや支持脚への固定はしないでください。
・1枚のパネルに荷重が集中する場合、パネル上に鉄板やフレームを敷いて荷重を分散させてください。
配線等パネル開閉時の注意
・パネルの取り外しを行った際には、ロック部材、フサギ板を元に戻してください。
・パネルの取り外しを行った際には、がたつき防止のためパネルを元の方向に戻してください。
・レイアウト変更、配線工事による加工やフロア部材の交換が必要な場合は、弊社営業担当者までご連絡ください。
清掃時の注意
・日常作業としてタイルカーペットは、業務用大型掃除機または家庭用掃除機にて清掃してください。
・定期作業としてパウダークリーニングを行ってください。
・パネルに水や薬品がかからないようにしてください。
・パウダークリーニングや染み抜きの方法は、清掃業者または表面材仕上げ材メーカーにお問い合わせください。
廃棄上の注意
・パネル、支持脚、副資材は一般産業廃棄物として、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、適切な処理を行ってください。